あ~、やる気でねぇ…。
そんな事はありませんか?

私はあります
「やらないといけない」って言葉が既にやる気を奪いにかかってる
今回の記事は、そんなあなたにちょっとした朗報。
自己決定理論に基づいたモチベーション向上技術について取り上げます。
心理学研究で実証されている自己決定理論…何かかっこいい響きだよな(どうでもいい)。
自己決定理論(Self-Determination Theory: SDT)とは何か?
自己決定理論(Self-Determination Theory: SDT)とは、現代におけるまで残っている心理学の機能の1種です。
この理論は、Edward L. DeciとRichard M. Ryanによって1985年に提唱され、その後数十年にわたる研究で実証されてきました。
核となる原理は以下の通りです
・自己決定された行動は、外部から強制された行動よりも持続的なモチベーションを生む
・個人の自律性を支援する環境は、より高いパフォーマンスとやる気をもたらす
つまり、「人にやらされるより自分で決めた事の方がやる気が出る」っていう理論ですね。
小学生の頃、誰もが経験したであろうあのやり取り…。
母「宿題やったの?」
子「今やろうと思ってたのにやる気なくなるじゃん!」
これはかなり言い訳も含まれていますが、つまりはそういうことです。
人にやれと言われると殊更にやる気がなくなる。
これは心理学的に実証されていたのですね。

そりゃあやる気でねえわな
明日から活用するには
さあ、心理学について知識を深め、少し賢くなりましたね?
ですが、アウトプットしなければ意味がありません。
ここからは職場や学校で使える自己決定理論の応用について紹介しましょう。
タスク管理
・期限や方法について、可能な範囲で選択権を持つ
・定期的な振り返りと調整の機会を設定
言われるがままにやるのではなく、「この日までにやろう!」と自分で思うだけでも効果的です。
そして、定期的に振り返って進捗を確認するのもおすすめ。

出来上がったものを見てうっとりするかも
プロジェクト参画
・担当したい領域について提案する機会を作る
・実行方法の詳細を自己決定する範囲を確保
要は「積極的に仕事に関わっていけ!」ということですね。
やる気があるとみなされて、上司からの評価も上がります。
一石二鳥かも。
健康・運動習慣での活用
・運動プログラムの選択
・複数のオプションから選択する
・自分の生活リズムに合わせた時間設定
もちろん、ダイエットや運動といった日常にも使用できる心理テクニックです。
「自分に合わせた」ものを「自分で決める」だけでも、ぐっとやる気が向上します。

そういえば、Fit boxing3もそんな感じのテーマだったよな
あれはこの心理効果を狙っているのかも
研究から明らかになった主な注意点
心理効果を最大限に活用するためには、注意点も把握しておく必要があります。
それでは一緒に見ていきましょう。
過度の選択肢
・選択肢が多すぎると逆効果
・適切な選択肢は3-7個程度
コンビニで沢山の種類のパンなどが棚に乗っていると、逆に選ぶ気が失せますよね。
あれと同じで、選択肢が多すぎると迷ってしまいます。
3つくらいのプランを用意しておいて自分で選べるようにする、などが良いでしょう。
フィードバック
・定期的な振り返りの機会が必要
・建設的なフィードバックの提供
「1度決めたからには、俺はこの道を突っ走るぜェー!」
それは非常に少年漫画チックでかっこいいですが、あまり合理的ではありません。
定期的に自分のやり方を見直して、より良い方向に改良していく方が、続けやすくなるでしょう。
熱中していると周りが見えなくなるのと同じで、たまには全体像を把握する必要があります。
この心理効果を使いたいと思ったからには、何か目的があるはずですよね?
目的の達成を最優先に考えましょう。
まとめ:効果的な実践のために
今回は自己決定理論についてご紹介しました。
やっぱ「やらされてる」ってよくねえのな…。
仕事も勉強も、楽しんでできる工夫が必要なのかもしれませんね。
他にも様々な記事を投稿しているので、良ければ見て行ってください。
それではまた。
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