無事ホールディングアーチを装着した有浦。
次は親知らずではない通常の歯を抜歯することになります。
歯列矯正準備リスト
・歯に隙間を作るためのゴム入れ
・隙間を作った状態で、ホールディングアーチを作るための型取り
・親知らずの抜歯
・ホールディングアーチが完成する頃に、またしてもゴム入れで隙間の作り直し
・ホールディングアーチとワイヤーを通すための金具を装着
・親知らず以外の抜歯(ココ!)
・ワイヤー装着(ここからようやく歯を動かし始める)

親知らずは4本抜いたよ!
今回は3本抜くよ!
さて、親知らずとは違い見える位置の歯を抜きます。
ここまでずっと気にしないふりをしていましたが、実は有浦はずっと気にしていることがありました。

歯を抜いたら…笑った時に歯抜け感でないかな?
昔テレビで観たことがあったのですが、とある大俳優が老人の演技をするために歯を抜いたのだとか。
何が言いたいかというと、大俳優の胆力と情熱も凄いものですが、歯抜けは年寄りに見えるということです。
あるいは不良時代の三井寿。

しかし今更引くわけにもいかないので、勇気を出して抜歯に向かいます。
大人になれよ…有浦。
向かった先は親知らず抜歯でもお世話になった病院です。
今回は横向きに生えている歯があるわけでもないので、全身麻酔なしで3本一気に抜くことになります。
臼歯と犬歯を抜歯することに決まりました。
YouTubeの動画では、犬歯はむしろ抜かずに矯正するべきと言われたりもしていますが、私の通っている病院ではもう1本の抜歯候補の歯と、どちらを抜いても良いと言われました。
病院によっても症例によっても違うみたいですね。
有浦の犬歯はかなり歯茎が上に上がってしまっていたので、矯正しても一カ所だけ歯茎が上に上がっていて不自然になるとの事。
ならばと、完全に審美的理由で犬歯を抜くことにしました。
かつて親に「猛獣の歯」とまで言われた有浦の犬歯。
とうとうさよならバイバイの時が来た。

あばよ…相棒
例の大吉さんそっくりな先生に局所麻酔をしてもらう。
歯茎にぶすりと刺される注射、痛いぜ。
しかしあっという間に感覚がなくなりました。
前回は寝ている間に抜歯が終わったので、意識を保ちながら歯を抜くのは初めて。
どんな風に歯が抜かれていくのか、ワクワク半分のビビり半分。
メリッ!ゴリゴリ…。
当然ではありますが、思ったよりも力業でした。
人力で歯って抜けるんですね。
ヤンキー漫画で殴られて歯が折れるって、本当にあるんだろうな。
きっとリアル三井寿もこの世のどこかにいるはず。
大吉先生(仮)の顔を押さえる手が頬骨にめり込む。
このままでは顔が変形するのでは?そんな不安が脳裏をよぎる。
スポッと抜ける感覚がして、気づけば歯はなくなっていました。

あら…何だかあっさり
ものの数十分で病院を出ることになりました。
しかし本当に辛かったのはここから。
痛いのです。歯が抜けた場所が。
ドライソケットを疑いましたが、そういうわけではないらしい。
単純に抜けた場所が痛い、それだけ。
親知らずを抜いた時はそんな痛みはなかったので、想定外でした。
激痛という程ではないのですが、じわじわとずっと痛い。
1人でいると思わず「あうあうぁ~…」と言いたくなる。というか言ってる。

あうあうあうあああ…

ウケる
痛みが消えるまでは1週間かかりました。
しかし、いよいよ次に行くときにはワイヤーの装着です。
コメント