もう強度近視の生活は嫌だ!
眼鏡なしでも外を歩けるようになるんだい!
…そんなわけでレーシック手術を決行することにした有浦。
今回は、レーシック手術を受けるうえで気になっていた点を踏まえて、実体験に基づき記述していきます。
手術を受けるまで
手術日はおおよそ1カ月後に決定しました。
20分程度のものとは言っても手術は手術。
事前にしっかりした説明もありますし、医師側の日程調整もしなければなりません。
1000円カットのような手軽さで行うことはできないようです。

まあそりゃそうだよな
でも結構待つことになるから、迷ってるなら早く行くが吉だよ
手術後は電車や自分で運転して車に乗ることができないので、家族の送迎か近隣にホテルを取るように指示されました。
そのため、近くのビジネスホテルに予約も入れておきます。
手術方法
簡単な説明にはなりますが、レーシック手術の流れを記載しておきます。
・目薬による麻酔薬の点眼
・角膜を削り、フラップと呼ばれる膜を作成(後程フタの役目を果たします)
・レーザーで角膜を削って視力矯正
・フラップを上から被せて洗浄

…え、これだけ?
…って思いますよね。有浦は思いました。
特に麻酔。目薬だけなんて不安すぎる。
だが後には引けない。
ちなみに失明の可能性などについても質問しました。
手術は医師監督のもとで基本的に機械によって行われるため、失敗はほぼないそうです。
ただ、稀に術後間もない頃にフラップがよれてしまい、それを治さずにいたせいで失明する…
というケースはあるそうです。
ぐんにゃり曲がった眼鏡をかけても見えないのと同じで、フラップがずれると目が見えなくなります。
特に術後は目にフラップを貼り付けただけの状態なので、非常に不安定なのだとか。
ですが、これはどちらかというと術後の患者の行動なので、手術自体は大丈夫そうです。
それに、フラップがずれた場合にもケアはしてくれるとのことでした。
手術当日~前準備~
十分な説明を受け、いよいよ手術当日。
術衣を上から着て、目薬タイプの麻酔薬を点眼しました。
有浦の場合は念のためと時間を開けて2回点眼されました。
ですが、知り合いのレーシック経験者に尋ねたところ、その方は1回しか点眼されなかったそう。
手術は問題なかったらしいですが。

病院にもよるのかな…?
麻酔薬の種類が違うのかもしれませんが、不安であればそういった点も踏まえて病院探しをした方が良いかもしれません。
麻酔が効くまでしばし時間を置き、いよいよ手術室へ向かいます。
手術台に乗り、気分はまな板の上のトド。
担当医の指示で、手術は始まりました。
手術当日~フラップの作成~
不思議なことに、手術台に乗るまでが緊張のピークで、後は何とでもしてくれの心境でした。
眼球に機械を押し付ける必要があるのでもっと怖いかと思っていたのですが…。
視力が悪すぎて機械が迫ってきても見えない。
こんな所で視力の悪さに助けられるとは思いませんでした。
先生方もきちんと前置きありで作業をしてくれるので、いつ始まるのかという不安もありません。
ただ、フラップ作成の際は微妙に痛みが走りました。
麻酔が効いているので「痛い!」ではありません。
「これ痛いって言った方が良いのかな…?」ってなるタイプのアレ。
歯医者さんでよくなるアレ。
言うべきかどうか逡巡しているうちに作業は終わります。
そしてレーザー照射のため、フラップは一時的に取り外されました。

み…見えない!
ただでさえぼんやりとしか見えなかったのが、暗闇の中に赤い光がドンとある
…くらいにしか見えなくなりました。
例えるならば漫画の集中線しか見えない状態。

そりゃあそうです。眼の一部を取り外したら、見えなくなります。
自分も生きている人間なんだなと、謎の感動をしました。
手術当日~レーザー照射~
手術中は、機械中央にある一点の光を見つめておくように言われます。
要は、眼球を真ん中に置いておいてくれということ。
手術が上手くいかないケースとして、怖くて視線を逸らした結果レーザーが正確に当たらずに角膜が削れず、視力が回復していない…というものがあるそうです。
つまり、ヒヨッたら負けのチキンレースです。

レーザーが照射される数秒の間、何が何でも正面を見ていないといけません。
有浦的表現で言うなら、一点の光=集中線を中央にズキューン!しろということです。
このネタわかってくれる人いるかな…バクマンです。

全然関係ないけどね
先生方も機械を確認しながら「○○秒照射」と言ってくれるので、そこまで頑張ろうという気持ちになります。
相変わらず痛いと熱いの間のような微妙な感じですが、心をマイキーにして耐えました。
手術当日~フラップを戻す~
ここまで来たら、もうひと踏ん張りです。
担当医の先生がフラップを手作業で戻してくれます。
レーザーを切り抜けたのですから、後は待つだけ…と言いたいところですが、ずっと眼球の位置を動かさないようにしなければいけません。
手術は左眼、右眼と別々に行われます。
右眼のフラップを戻す頃には手術を始めてから約20分。
流石に疲れてきて、眼球が少し動いていたようです。

動いちゃってるよ~あとちょっと頑張って!
先生に指摘されましたが、動きたくて動いているわけではありません。集中が切れているのですから。
ですが、そこに別の先生?看護師さん?が手を握ってくれて、少し持ち直しました。
柔らかいおなごの手でした(とても気持ち悪い感想)。

不覚にもトゥンクしたぜ…
これにて視力矯正のレーシック手術、完了です。
手術当日~術後~
正直なところ、レーシック手術事態はそこまで耐えがたい痛みはありませんでした。
人に聞かれたら「思ってたより平気だったよ~」というレベルです。
ですが、問題はここからでした。
術後、フラップを最低限定着させるために30分程度病院のベッドで安静にします。
このあたりで麻酔が切れたようで、焼けるような痛みが襲ってきました。
前述したレーシック経験者の方はこれはあまり感じなかったらしいので、個人差があるのかもしれません。

目が!目がぁ!

痛すぎて目をまともに開けないレベル。
術後検診で有浦の姿を見た先生が一言。

気持ちで負けてるな~

気持ちでどうにかできる痛みじゃねぇんだよ!!
…と言いたいところでしたが、痛すぎてその元気もありませんでした。
1週間保護メガネを着用するように指示され、ロキソニンと抗生物質の点眼剤等を渡されてその日は病院を出ることになりました。
次の健診は翌日です。
歩いて3分程度の距離にあるホテルだったのですが、ほぼ目を閉じて歩くチキチキ歩行者。
通行人や車からすれば迷惑なことこの上ない。
余りにも痛すぎて、正直どうやってチェックインしたかも覚えていません。
レーシックを行う際は、限りなく近隣のホテルを予約するか家族に送迎を頼むことを強くお勧めします。

間違っても「まあ近いし歩いて帰れるか~」とか思うな
今回はここまで。
次回は術後の結果をお伝えしようと思います。
結論
・手術は患者と医者双方の努力が必要なので、病院選びは入念に!
・手術自体は安全で痛みもそんなにない
・術後、麻酔が切れてからがバカ痛い
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